折板屋根裏の断熱材の主な製品は、フェルトン(クリソタイル90%)、ブルーフェルトン(クロシドライト90%)となります。
あまり知られてはいませんが、折板屋根裏断熱材としてアスベストの含有の炭酸カルシウム発泡板である「レアフォーム」も使用されていました。レアフォームの断熱材には、白石綿(クリソタイル)を2%以下を使用していました。(メーカーより情報提供)
フェルトンやブルーフェルトンは、高いアスベストの含有率となっているので見た目から判断することも可能となります。しかし、レアフォームについてアスベストの含有率が2%以下であるので、見た目では判断することが難しい建材となります。
当社でレアフォームについて製造メーカーに問い合わせをした所、石綿含有のレアフォームは平成3年7月に製造中止されたことの書面による情報を得ました。また、製造メーカーに問い合わせをした際に、折板屋根裏断熱材のレアフォームを調査時に見た目や色などで判断することが出来るかを問い合わせてみました。結論としては、レフォームを見た目で判断するのは難しいとの回答でした。
問い合わせた情報を整理すると、折板屋根裏断熱材の炭酸カルシウム発泡板(レアフォーム)については、平成3年7月の製造中止から商品の在庫状況を考慮して平成6年頃まではアスベストの含有の可能性があるとして調査を行う必要があり、アスベスト含有の有無については分析を行うことが必要となります。